鹿児島で手作り!!三つ折り財布一本勝負の店|みつおり屋さん 
【みつおり屋さん 鹿児島のおいしいもの】

鹿児島には、美味しいものがたくさん!!

おいしいご飯・焼酎・菓子/スイーツ・農産物・魚介類・・・などなど、
よだれじゅるじゅる&お腹ぐぅ〜ぐぅ〜間違いなしです。

まずは、鹿児島の郷土料理をご紹介。
ここでは、鹿児島在住41年の私が、すくなくとも年一回は本当に食べるものを
ご紹介していきたいと思います。
意外と郷土料理って、地元の人ほど食べないこと多いですよね。

「その料理なら、うちの県にもあるんだけど(´・ω・)/」
という苦情は、泣いちゃうかもしれないのでご遠慮ください。


お食事編 トップ5

 鳥刺し(地鶏の刺身) 出現回数:年間50回前後

 つけあげ(さつま揚げ) 出現回数:年間27回前後

 ラーメン 出現回数:年間11回前後

 豚骨(骨付き豚肉の煮込み) 出現回数:年間10回前後(冬季のみ)

 きびなごの刺身 出現回数:年間5回前後(旬の時期あり)



菓子/スイーツ編 トップ5

 しろくま(カップアイス等含む) 出現回数:年間45回前後

 蜂楽饅頭 出現回数:年間30回前後

 ふくれ菓子 出現回数:年間12回前後

 かからん団子 出現回数:年間11回前後

 軽羹(軽羹饅頭/軽羹のあんこ入り仕様) 出現回数:年間7回前後

  

 解説
お食事編

 
鳥刺し(地鶏の刺身)
  栄えある第1位は、鳥刺しに決定!! やったぜ!
  と言っても、私の好きなものランキングになってる感じなので、
  やったぜ!もなにもないんですけどね(;^ω^)

  郷土料理といっても、「いや、実際そんなに食べないよね(´・ω・)」
  って前々からテレビを見てて思ってたわけで。

  そんなこんなで、本当に食卓にあがる郷土料理ランキングになったという
  わけでございます。
  
  鳥刺しは、地鶏の皮面をあぶって切って、三杯酢やたれにショウガやニンニ
  クを混ぜて食べます。
  私は、赤身の部分よりささみ部分の白っぽいのが好きです。
  やわらかくておいしい。

  それから、鶏肉はちゃんと食中毒予防防止のために、まな板や包丁は専用の
  ものを使い他に使い回さないこと。
  また、熱湯消毒等をするように衛生基準が設けられております。
  店頭の鳥刺しは、それをクリアした施設で調理されたものです。
  個人で、適当に調理するのはやめましょう。
  あと、子供さんには食べさせない方がいいかもしれませんね。


 
つけあげ
  第2位には、「つけあげ」が食い込んできました。
  食卓登場頻度は、二週間に一度ぐらいですね。
  メインではなく、サポートメンバー位置での登場に生きがいを感じておられ
  るようです。
  
  関東では「さつま揚げ」、関西では「てんぷら」などと呼ばれるものの仲間
  です。
  約150年前に、薩摩藩との関係が深かった琉球から伝わった「チキアーギ」
  という、魚のすり身と澱粉を原料にした揚げ物が起源といわれます。
  *チキアーギ → チキアーゲ → ツケアーゲ → ツケアゲ*
  
  鹿児島には、個人経営の蒲鉾屋さんから工場製造のメーカーさんまで、
  数十社がつけあげを製造販売しております。
  やはり、地元鹿児島ならではの味付けは、その<甘さ>にあるのではない
  でしょうか?
  基本的に、醤油など含め甘い味付けが多いですね。
  鹿児島にお越しの際は、お土産用ではない地元スーパーで売られている
  「つけあげ」を一度食べてみられてはいかがでしょうか?


 
ラーメン(鹿児島ラーメン)
  あらかじめお伝えしておきますが、鹿児島ラーメンの定義として、
  例えば、スープは豚骨のみとか、具材はこれ、麺はちぢれ麺などの明確な
  基準はないようです。

  鹿児島で創業して、鹿児島の人が美味しいと言ってるんだから、それで
  いいじゃん!!ぐらいのものですので怒らないでくださいね。

  私基準の鹿児島ラーメンは、
  スープは、醤油だれを豚骨スープと鶏ガラスープかなんかで割った感じ。
  麺は、ちょい太目のストレート麺。
  具は、チャーシュー・焦がし玉ねぎ・ゆでもやし・ゆできゃべつ・ネギ。
  そして、テーブルに自由にとれる漬物。
  この漬物をつまみながら、ラーメンが出てくるのを待つ。
  これが鹿児島ですね(^O^)/

  個人的には、ざぼんラーメンの一人勝ち状態です。
  白ご飯も付けてね。
  チャーハンじゃなくて白ご飯で。
  

 
とんこつ(豚の骨付き肉の煮込み)
  3位には、冬季のみ登場する「とんこつ」がランクイン!
  
  冬場の寒い時期、石油ストーブの上で作られる家庭料理ですね。
  「なんかお湯だけ沸かしとくのももったいない」という理由で冬季のみ
  の参戦になります。
  それで3位なら、立派なものです。

  以前は、積極的にお肉を食べていましたが、37歳の今では肉より厚揚げぐ
  らいがおいしいですね。
  お肉はそんなに食べらんないです(´・ω・)


 
きびなごの刺身
  第5位は、きびなごの刺身です。
  痛みが早い魚なので、産地に近くないと生の刺身ではいただけません。
  また、小さい魚なので、包丁ではなく手でさばきます。
  親指と人差し指を使い、中骨とはらわたなどの内臓を取り除きます。

  鹿児島では、酢味噌や醤油でいただきます。
  大根のつまではなく、薄切りの胡瓜がいいですね。
  酢味噌で(*´з`)
  
  鹿児島のさしみ醤油は、他県出身の方に言わせると、びっくりレベルの
  甘ったるさらしいですね。
  甘くておいしいのに(;^ω^)


 
解説  
菓子/スイーツ編

 
しろくま
  夏場(7月〜9月)の間だけで、1位に輝きました。
  二日に一回のペースで記録をつみあげました。
  
  「しろくま」と言えば、天文館むじゃきだと思いますが、実は一度しか
  お店で食べたことはありません(´・ω・)
  意外と地元にいるとそんなものかもしれません。
  いつでも行ける!という油断ですね。

  そんな私は、スーパーでセイカ食品のカップしろくま(たぶん100円程)
  を買っております。
  セイカ食品は、ボンタンアメとかのお菓子も有名です。

  しろくまの云われは、練乳の缶のラベルに白クマの絵が描かれていたとか、
  盛り付けのサクランボが鼻、干しブドウが目と口、アンゼリカが髭に見えた
  ことに由来すると諸説あります。
  まあ、今のしろくまは、盛り付けが豪華になったためよくわかりません。
  天文館むじゃきさんでは、時期限定で初期の本当にしろくまに見える
  シンプルなしろくまも食べられるようです。
  

 
蜂楽饅頭
  いわゆる「回転焼き」や「今川焼」といわれる丸いあれです。
  蜂楽饅頭は、今調べたら九州各県に店舗があるようです。
  鹿児島の天文館一本かと思い込んでいました(´・ω・)

  ご存じないとは思いますが、私はあんこが大好き!!
  特に小豆餡。さらに粒あん。
  
  蜂楽饅頭は皮が薄くてこしがある気がします。
  で、あんこがいっぱい\(^o^)/

  店頭にはメニューには、「あずきあん・白あん 各100円」とあるんです
  が、私は通ぶって「黒3個。白3個」という感じで注文しちゃいます。

  あずきじゃなくて<黒>というところが、通ぶりポイントですね。
  みなさんもどうぞ。
  

 
ふくれ菓子
  第3位には、ふくれ菓子が入りました。
  おめでとうございます!!

  ふくれ菓子は、ソーダ菓子や蒸しぱんと同じようなものになります。
  小麦粉と砂糖(黒糖)に重曹などの膨張剤で作られます。
  鹿児島では、やはり黒糖を使用したものが多い気がします。
  南北に長い鹿児島は、サトウキビの生産が多い喜界島などがあるのも
  あるかもしれません。

  たま〜に無性に食べたくなるんですよね(・´з`・)
  シンプルなレシピだからこそ、店やメーカーによって、ちょっとぱさぱさ
  しているものや、しっとりした感じのものなどの違いがわかるんですよね。
  私は、しっとりした少しべたつくレベルのものが好きです。

  「まるはち」というところのふくれ菓子は、少しお高め(私基準)なだけあ
  り、しっとりしておいしいです。
  一番は黒糖、二番はプレーンです。あとは、食べたことありません(;^ω^)


 
かからん団子
  第4位は、かからん団子です。
  柏餅や桜餅などと同じ系統のお菓子であります。

  かからん団子の「かからん」とは、春に山で採れるサルトリイバラという
  茎に棘を持つ植物の葉っぱのことです。
  この葉っぱを塩漬けにしたものが用いられます。

  なぜ「かからん団子」という呼び名が生まれたか?
  「かからん」は鹿児島弁で、
  「病気にかからん→病気にかからない」
  「棘が刺さるのでかからん→棘がささるので触るな」
  の意味を持つからだと言われております。
  
  また、かからんの葉には殺菌効果もありますので、先人の知恵が生かされた
  お菓子でもあります。

  味は主に、さらしあんを使用した小豆の味。そして、ヨモギを練り込んだ
  緑色のものがあげられます。
  桜餅のように、葉っぱは食べないです。
  私は、桜餅の葉っぱは食べちゃう派です。
 

 
軽羹(軽羹饅頭)
  ぎりぎりランクイン! あぶなかったぜ(; ・`д・´)
  
  意外と、お土産の定番商品って、地元の人は普段食べなかったりしません
  か?
  私の場合の軽羹もそんな感じで、普段着的なお菓子ではなく、箱入りのもの
  を何かのお返しとしていただいた時に食べる、よそ行きお菓子ってイメージ
  です。

  ちなみに、軽羹 → あんこ無し
     軽羹饅頭 → あんこ入り

  「えっ!?あんこ入ってないんですけど\(◎o◎)/!」

  みたいなことになりますので、あんこ好きは軽羹饅頭を買ってください。
  
  私は最近、あんこ無しの軽羹の良さがわかるようになってきました。
  大人(おっさん)になって、味覚が変わってきたのを実感しております。
    


ランキング外の郷土料理のご紹介です。
 
 
酒ずし
 酒ずしは、酢ではなく鹿児島の地酒(灰持酒)を使います。

 この地酒は、一般的な日本酒や料理酒とは別物で、どちらかというと味醂に
 近いものになります。
 正月にお屠蘇に使われ、年末にお店にいくと、瓶の肩からお屠蘇の袋が下げら 
 れていたりします。

 酒ずしが誕生したきっかけは、江戸時代に当時の薩摩藩藩主・島津義久公が
 花見の宴会を行った際、料理が余ってしまいました。
 もちろんお殿様の宴会だから、超豪華だったと思われます。

 「やだ、こんな豪華料理捨ててしまうのはもったいないわ(´・ω・)」

 「ほんとね、後で私たちで食べましょう(*´з`)」

 「じゃあとりあえず、地酒と塩まぶして保存しとこうか(´・ω・)?」

 「そうね、じゃあ桶のなかにいれとくね(^O^)/」

 女中さんたちは、忙しさと気遣いで疲れて、そのことを忘れていました。

 翌朝・・・。     女中さん達が出勤してきました。

 「うん?なんかいい香りしない(*´з`)?」

 「そういえば、なんか? あっ昨日の桶からじゃない(・o・)!!」

 「ほんとだっ!!なんかおいしそう(・o・)!!!」

 「ちょっと食べてみようよ(^O^)/」

 「やだっ!超おいしんだけど〜(*´▽`*)!!!」

 という感じで誕生した料理です。たぶん。

 作るのに手間も時間もかかるため、一般家庭で日常的に食されることは
 少ないと思います。
 おもてなし料理としての意味合いが強く、使用される器なども塗りの桶などが
 用いられ、華やかな料理となっております。

 <作り方>
 1、具は、エビ・鯛・タコ等の海産物と、筍・椎茸・蕗等の山の幸。
  彩りに錦糸卵、鹿児島ならではの、つけあげ(さつま揚げ)です。

 2、合わせ調味料は、地酒と塩のみ。

 3、炊いたご飯に先ほどの合わせ調味料を混ぜ、冷ましておきましょう。
  あとですこし使うので、合わせ調味料は少し残しておきましょう。

 4、具材は、それぞれ下ごしらえと味付けをしておきます。

 5、すし桶に塩を振り、先ほどのご飯を4/1ほど入れ、具材をご飯の上に並
  べます。
  並べたら、残していた合わせ調味料をすこし振りかけましょう。

 6、この工程を、積み重ねたいだけ繰り返してください。
  一番上の段は、下より気合を入れましょう。

 7、上に、葉らん(防腐効果がある植物の葉)をしいて、中蓋をします。

 8、中蓋に重石を乗せて、通常4時間前後おき、味が全体に馴染むのを待ち
  ます。
  地酒に含まれる酵素の働きで、うま味が増した酒ずしの出来上がりです。

 9、綺麗な器に盛りつけ、上に山椒の葉などをあしらうと、あら素敵。