鹿児島で手作り!!三つ折り財布一本勝負の店|みつおり屋さん 
【革の鞣し 革の種類について】
革製品に使用される革について
革製品に使用される革は、合皮を除きますと、動物もしくは魚類と皮が使われて
おります。
しかし、動物や魚類の皮は、そのままの状態だと当然ながら腐ってしまったり、
艶や柔軟性が損なわれてしまいます。

そこで、それらの皮が腐敗してしまわないように、植物から抽出した樹液などのエキス(成分)。種々の化学薬品を使用し、上記欠点を取り除こうと
「鞣し」という作業を行います。

ここではまず、革の「鞣し」についてご説明いたします。
ちなみに、
鞣されていない状態を「皮」
鞣されたあとの状態を「革」と表記します。

・「(植物)タンニン鞣し」
 タンニン鞣しは、植物の中に含まれるタンニン(渋)と皮のたんぱく質を
 結合させる鞣し手法です。

 現在、主に使用されるのは、南アフリカ産ミモザ・南米産ケブラチョ・
 ヨーロッパ地域産チェスナットなどから抽出されたタンニン成分エキスになっ
 ています。

 これらのエキスを、単独で使用したり目的に応じて混ぜ合わせたりして使用
 しています。

 タンニン鞣しによる革の特徴として、
 1.伸縮性が小さく堅牢性が高い
 2.色の経年変化が比較的大きい
 の二点があげられます。

・「クロム鞣し」
 クロム鞣しは、いわゆる金属鞣しの一つであり、主に塩基性硫酸クロム塩を
 使用します。
 
 一度に大量に鞣すことができる。
 鞣し時間が、タンニン鞣しより短時間でできる。
 という特徴から、現在では市場に流通する革のおおよそ8割近くがクロム鞣し
 の革であるとされています。

 クロム鞣しによる革の特徴として、
 1.柔軟性があり、比較的軽量
 2.色の変化が少なく、鮮やかな色に染色できる
 の二点があげられます。

・混合(コンビネーション)鞣し
 混合鞣しは、タンニン鞣しとクロム鞣し両方の利点を得ようと考えられた
 鞣し方法になります。
 比較的新しい技術で、今後さらに進歩し、広まっていくかもしれません。

革用語
・吟面
 鞣された革の表面のことです。

・床面(トコ面)
 鞣された革の裏面のことです。

・シボ
 吟面にみられる小さな粒々。
 鞣し時に革を揉んで作る場合と、型押しの場合が多くみられます。

・トラ
 

・血筋





・スエード
 床面を毛羽立たせたものです。

・ベロア
 床面を毛羽立たせたもので、スエードより毛足が長いものです。
 「毛むくじゃら」というラテン語が由来。

・ヌバック
 革の吟面を、ヤスリなどの摩擦により起毛させたものです。
 しっとりとした手触りが高級感を演出します。

*毛足の長さ 
(短い)ヌバック → スエード → ベロア(長い)



【牛革】

1、ハラコ
 「ハラコ」とは、胎児〜生後間もない子牛の革である。
 柔らかい毛のついた素材で、独特の風合いをもちます。
 
 出産前に死亡してしまった母牛のお腹の中にいた腹子や、死産してしまった子
   牛から作られます。
 
 絶対数が非常に少なく、市場に出回ることはほとんどない。
 よって、市場でみかける製品には、ポニーなどの革をハラコとして販売してい     
 るケースが多くみられる。
 
「ハラコ」自体は、柔らかく強度が低めであるため、製品の部分使いとして用
 いられることが多い。 

 しかし先ほど述べたとおり、本物の「ハラコ」は超希少素材である。
 お店で見かけるものは、「ハラコ風」のデザインをしている別商品のケースも
 多い。
 本物のハラコであるなら、ある程度高額になるものと思われる。


2、ベビーカーフ
 
「べビーカーフ」は、生後3か月までの子牛の革である。
 最高級といわれるカーフスキンよりも、さらに若い子牛のものになる。

3、カーフスキン
 
「カーフスキン」は、生後6か月までの子牛の革である。
 
 先に述べたように、牛革の中でも最高級の素材とされている。
 キメが細かく革質は柔らかい。薄く繊細な素材である。
 
 カーフスキンは、元となる皮により大きく2つに分かれる。
 「9.5ポンド以下(約90デシ)のもの → ライトカーフ」
 「9.5ポンド以上のもの → ヘビーカーフ」と呼ばれる。
 
 子牛の革であることから、革に傷も少ない。
 そのかわり、繊細な革であるがために、逆に傷がつきやすかったりもする。
 
 最高級の革であるため、高級ブランドの革製品に使われることが多い。

4、キップスキン
 
「キップスキン」は、生後6か月から1年以内の子牛の革である。
 カーフスキンに準ずる高級皮革である。
 
 カーフスキンよりも繊維の密度が高いため、薄くても比較的丈夫である。
 
 ヨーロッパの高級ブランドが、バッグに使用する革で多いのが、
 カーフスキンおよびキップスキンになる。

5、カウハイド
 
「カウハイド」は、生後2年以上のメス牛の革である。
 
 メス牛の皮を使用しているため、厚みはオス牛よりも若干薄めであり、やや柔
 らかいのが特徴である。
 
 先の、カーフスキンやキップスキンよりも厚みがあり、丈夫な革になる。
 繊細さと丈夫さのバランスがよく、革製品の材料としての守備範囲が広い。
 ブライドルレザーなどは、カウハイドに蝋引きしたものが多いようである。

6、ステアハイド
 
「ステアハイド」は、生後2年以上のオス牛の革である。
 一般的に牛革と呼ばれるものの多くは、このステアハイドと先のカウハイド
 がほとんどである。
 
 生後3か月〜半年(6か月)の間に去勢されており、去勢されていないオス牛
 の革(ブルハイド・次に解説)と比べると、革質は柔らかい。
 
 革の厚みが均等であることが多く、先のカウハイドよりやや厚みがある。
 こちらも、革製品の材料として守備範囲が広く、様々な場面で用いられる。
 
 通常、品質表示に牛革とだけ表示がある場合、このステアハイドを使用してい
 る可能性が高い。
 一番流通している牛革であり、肉牛として育てられた牛の副産物である。

7、ブルハイド
 
「ブルハイド」は、生後3年以上の去勢をされていないオス牛の革である。
 牛革の中で、もっとも硬く丈夫である。
 
 その反面、しなやかさや柔軟性に乏しいため、汎用性はない。
 主に、靴底などに用いられることが多い。
 
 去勢されていない繁殖用のオス牛は、気性が荒く活動的であるために、傷跡な
 どが多い傾向にある。
 質感もキメ細やかではない。
 見た目より強度が求められる製品向きである。

8、ジナマ(地生)
 
「ジナマ」というのは、日本独自の牛革の呼び名である。
 かつて日本では、牛の皮は生皮の状態で取引されていたことから、
 ジナマ(地生)という呼び名が使われていた。
 
 現在は、国産の牛革のことをこのように呼ぶ。
 
 日本産の牛革は、管理が丁寧で品質が高いものが多い。
 
 吟面に漆を施した、黒ザンカクという革などがあり、剣道の防具などの一部に
 使用されたりしている。

9、その他の牛
 
その他の牛革として、水牛革がある。
 水牛とは、バッファローやバイソンのことを指す。
 
 革質は適度に柔軟性があり、シボが独特の入りかたをしている。
 比較的丈夫な革であり、様々な用途に用いられている。
 水牛だけに、水にも強いとか?

 以上が、牛さんの革の概要になります。
 結構細分化されているようですね (*´з`)/


【豚革】
 豚革(ピッグスキン)は、軽く通気性もよく、また摩擦にも強いという特徴が
 ある。
 
 様々な用途に使用でき、非常に優れた革素材であるといえる。

 が、日本ではなんとなく、牛革などよりも低く見られがちではないでしょう 
 か?
 
 豚革の中でも、「ピッグスエード」に関しては、鞄の内貼りや手袋に使用され
 ているのを見かけることが多い。 
 
 先ほど述べたように、軽くて通気性が良い。摩擦に強いという特性が、鞄の
 内貼りや手袋の素材としてピッタリ!である。
 
 豚革の中でも質の良い革は、吟面を加工し亜麻仁油をひいて艶やかな飴色の
 肌に仕上げられたものを「アメ豚」と呼ぶ。
 
 さらに、半透明に仕上げられたものは、おしゃれなランプシェードなどにも
 使われている。
 
 個人的には、ピッグスエードが内側に貼られた革製品の高級感は好きである。
 手触りもしっとりしていて、軽いクッション効果も期待できる。


【馬革】
 馬革は、馬の全体を総称してよぶ呼び名である。
 臀部(お尻部分)の革は、「コードバン」といい、子馬の革は「ポニー」に
 分類されている。
 
 革質は、全体的には牛革よりも荒い傾向にある。

1、コードバン
 
「コードバン」は、馬の臀部(お尻部分)の革である。
 
 繊維組織が緻密であり、輝くような光沢が美しい革である。
 
 馬といってもサラブレッドなどからはとることができない。
 その革は、ヨーロッパの一部地域で食用などのために生産される、農耕馬から
 からのみ生まれる。
 
 そのため希少性が高く、コードバンを使用した製品は高級品に位置づけられる
 ことが多い。

2、ポニー
 
「ポニー革」は、ポニーという種の小型の馬を使用した革である。
 子馬を全部ポニーというわけではなく、ポニーという種類の馬です。
 その革質は軽く柔らかい。
 
 市場で「ハラコ」と表示されているもののなかには、このポニー革を使用した
 ものもある。
 
 本来の「ハラコ」は、牛革の欄にあるとうり、ポニーとは別のものである。


【鹿革】
 鹿革は、現在の日本では牛革よりマイナーなイメージがある。
 
 しかし、日本において鹿革は古来より様々な用途に使用されてきた。
 
 代表的なものとして、武具(剣道の胴や小手など)や足袋などがある。
 
 革質としては、厚さが均一で繊維が非常に細かく、また手触りもしっとり
 したものとなっている。
 
 これらの特徴から、シルバー製品などを磨く革として、「セーム革」と呼ばれ
 鹿革を加工したものがよく用いられている。

1、セーム革
 
「セーム革」は、鱈油で油鞣しを施した鹿革である。
 
 鹿革の持ち味である繊維の細やかさから、磨き革として多く用いられる。
 昔、CDについた埃取りに使われていた記憶がある。
 
 柔らかく油鞣しを施されているため、耐水性も高い革である。
 噂によると、洗濯も可能であるそうだ。


【山羊革】
 山羊革は、手触りがソフトでありながら、丈夫さも兼ね備えている。
 日本では牛革よりも馴染みがうすいかもしれないが、海外においては数多くの
 高級ブランドに使用されている皮革のひとつである。
 山羊革の特徴として、その独特な吟面のシボのはいりかたがあげられる。
 山羊革ならではのその凹凸は、見た目だけではなく、摩擦に強くなるという
 利点も得られている。

1、ゴートスキン
 「ゴートスキン」は、山羊革の中でも大人の山羊の皮を加工した(鞣した)
 ものを指す。
 
 牛革と比較したとき、革質がしなやかであり、かつ強度的にも優れていると
 いえる。
 
 そのため、比較的薄い状態でも耐久性をもっており、コートや手袋の素材とし
 ても重宝される。

2、キッドスキン
 「キッドスキン」は、子山羊の革である。
 
 ゴートスキンよりも、革質は柔らかくしなやかである。
 生産量が少なく、高級皮革として取り扱われている。
 
 薄く柔らかな革質のため、高級な手袋であったり手帳の材料として用いられる
 ことが多い。


【羊革】
 羊革は、やわらかな手触り(肌触り)が特徴である。
 
 羊革は、鞣しを行った後でも、繊維の中に隙間が残り、その効果により断熱
 効果が高い革である。
 防寒着として大変優秀な素材である。

1、シープスキン(ムートン)
 「シープスキン」は、羊革の中でも生後一年を経過した羊革のことを指す。
 
 「ムートン」と呼ばれることもあり、ムートンはフランス語であり、
 シープスキンは、英語の表記である。
 
 しかし一般的には、シープスキンは鞣し革を指し、ムートンは裏がもこもこの
 防寒着に使用される毛皮を意味するケースが多いようである。


【オーストリッチ】
 オーストリッチは、ダチョウの革である。

 オーストリッチの最大の特徴は、羽根を引き抜いた跡である「クイルマーク」
 と呼ばれる突起のような肌にある。
 
 このクイルマークは、革の全体にあるわけではなく、ダチョウ革の中の一部分
 にだけあらわれる。
 太く大きな羽根が生えていた部分にできるものである。
 
 この革は高級革とし取引され、その中でも上記クイルマークの現れた部分は、
 これぞオーストリッチ!!ともいえる貴重な革である。
 
 かつてバブル時代は、オーストリッチのセカンドバッグがおしゃれなアイテム
 であった。
 近ごろでは、あまり見かけることもなくなった気がする。
 
 ダチョウの革は、足部分も「オーストレッグ」という名で流通している。
 その見た目は、一見すると爬虫類(トカゲ・ワニ・蛇など)だと思われる
 特徴的なものである。
 
 取り扱い上の注意点としては、水に対して弱い(吸い込んでしまう)というこ
 とがあげられる。
 
 万が一濡れた場合は、オーストリッチに限った話ではなく全皮革にいえること
 だが、水分をふき取ってから、陰干しをするようにしよう。
 
 急速に乾かそうとすると、柔軟性が失われるだけではなく、最悪ヒビなどの
 発生を誘発してしまいかねない。


【爬虫類革】
 革製品において爬虫類革は、高級品の素材として使用されることが多い。
 
 代表的なものとして「ワニ革」「トカゲ革」「蛇革」がある。
 
 爬虫類独特の鱗(うろこ)状の肌や縞模様などが、他にはない雰囲気をかもし
 だし、そのファンは多い。

1、ワニ革
 「ワニ革」は、独特な凹凸のある革肌を持つ。
  
 このワニ革の凹凸は鱗片によるものであり、この鱗片が緻密で数が多く、配列
 も整い綺麗なものほど価値が高い。
 
 現在、その生産量の八割近くが養殖により育てられたワニを使用したもの
 となっている。
 
 また近年では、技術の発達にともない、牛革などの素材にワニの型押しを施し
 たものもでてきている。

1-1、クロコダイル
 「クロコダイル」は、ワニ革の中でも最高級に位置付けられる。
 
 クロコダイルと一言にいっても、
 ナイルワニ・シャムワニ・ニューギニアワニ・イリエワニ等のワニ革を総称し 
 て、クロコダイルという呼び名を用いる場合が多いようである。

1-2、アリゲーター
 「アリゲーター」は、ミシシッピワニや揚子江ワニのことを指すことが多い。
 その革質は、クロコダイルに比べハリやコシが弱めである。
 
 しかしそれは、けっして素材として劣るということではない。
 むしろ、ボストンバッグなどの大きめの製品にはこの性質が適している。
 
1-3、カイマン
 「カイマン」は、ワニ目アリゲーター科のワニで、別名を石ワニなどとも呼ば  
 れる。
 
 背中や腹側に非常に堅い鱗があり、その部分が鞣しても柔らかくならない
 ため、その間の脇腹部分のみ利用される。
 この特徴から、クロコダイルとアリゲーターに比べ、やや評価が下がる。

*ワニ革のメンテナンスに関しては、細かな注意が必要になる。
 艶ありの革・艶なしの革でも扱いが異なるため、メンテナンスについては、
 今後フリーページにて取り上げたいと思います。


【トカゲ革】
 「トカゲ革」は、別に「リザード」ともあらわされます。
 革質としては、その革自体に厚みがないため、主に牛革等の革との貼合わせ
 をして使用される。
 
 トカゲ革は爬虫類革の中では、比較的人気の高い革になる。
 小さく堅めのウロコが特徴である。

1、リングマークトカゲ
 「リングマークトカゲ」は、その名が示すとおり背中部分に、丸い粒状の
 ウロコ模様をもつ。
 
 その独特の模様は、好みがわかれるところではありますが、トカゲ革としては
 高級な部類にはいる。
 
 ハンドバッグやベルトに使用され、エキゾチックな雰囲気を醸し出す。
 ちなみに、爬虫類などの革は、「エキゾチックレザー」とも表現される場合
 がある。
 産地は、主に東南アジアである。

2、ナイルオオトカゲ
 「ナイルオオトカゲ」は、革のサイズが比較的大きいものが多く、そのため
 利用幅が広い。
 
 革のウロコ模様もリングマークトカゲのような個性的なものでないため、
 財布の表革など、普通に見かけられるトカゲ革である。


【ヘビ革】
 「ヘビ革」は、その鱗の美しさが魅力である。
 その中でもニシキヘビの革は、パイソンと呼ばれ高い人気を誇ります。
 
 ヘビ革はそれ単体では耐久性が高くないため、牛革等と貼り合わせて使用
 される場合がほとんどである。

1、ダイヤモンドパイソン
 「ダイヤモンドパイソン」は、その名のとおりダイヤモンドのような鱗模様
 をもつヘビの革である。
 
 この革は、アミメニシキヘビというヘビの革を使用しています。
 ヘビ革の中では比較的厚めで、強度もありサイズも大きいため、利用範囲の広
 い革である。
 
 ヘビの生息地帯は、東南アジア〜中国南部の気温や湿度の高い地域である。

2、モラレスパイソン
 「モラレスパイソン」は、ダイヤモンドパイソンと異なり、不規則な鱗模様が
 特徴的なヘビ革である。
 
 この革は、ビルマニシキヘビというヘビの革を使用している。
 こちらも、ダイヤモンドパイソンに強度やサイズなど、遜色ない汎用性を
 もっている。


【魚類革】
 「魚類革」は、二つ。

1、鮫革
 「鮫革」は、シャークスキンと呼ばれ、深く流れるようなシボが美しい革で
 ある。
 
 鮫の革は、鮫肌という言葉があるぐらい、元々の革の表面(吟面)はザラザラ
 している。
 
 このままでは財布など、レザー製品の素材としては問題があるため、塩酸によ
 る脱鱗処理を施しその使用に適した状態になっている。
 
 また鮫革には、吟面にもうひと処理施した、「吟すり」と呼ぶ革も存在する。

2、エイ革
 「エイ革」は、あの平たい姿をしたエイの革である。
 
 その中でも、尾の部分に鋭い針をもつ、「スティングレイ」というエイの革
 が使用されている。
 
 このエイ革は非常に堅く、革包丁の刃を傷めてしまうほどである。
 
 また、革の比重が高いのか、持つとずっしりした重みを感じる。
 
 スティングレイの中には、革の表皮を取り除くと真珠のような白い点が現れる
 ものがあり、その大きな白い点を小さな白い星が囲むような模様も見せるもの
 がある。
 
 いわゆる「スターマーク」と呼ばれるもので、鱗の輝きと相まって、非常に
 不思議な魅力を持った革のひとつといえる。


【まとめ】
 上にあげた以外にも、「ゾウ革」「カバ革」「アザラシ革」。
 
 日本独自の、和牛革吟面に漆塗りを施し強度を高めた「黒桟革」。
 
 鹿革に漆塗りをし、様々な模様を加えた「印伝」。
 
 ここにあげたものは、比較的一般に流通している革である。
 
 また、乱獲などによる生息数の減少により、輸出入がワシントン条約で規制さ
 れた動物もいる。
 
 革は、生きていた動物が遺してくれた自然の恵みである。
 
 革に限らず、物の命を限界まで修理しながら全うさせたい。
 
 最後にそんな気持ちになりました。
 
 なんだかしんみりしたまま終わります(*´з`)